10月19日に自民党本部に火炎瓶が投げ込こみ、総理官邸に車が突っ込んだとして公務執行妨害の容疑で逮捕された臼田敦伸容疑者(49)。
その後に全身防護服にガスマスクを着用していたなど次々と新情報が明らかになって来ています。
そんな臼田容疑者は原発再稼働反対のデモを熱心に行う活動家だったり、出馬に意欲を見せるも認められなかったという過去があります。
臼田容疑者は原発再稼働反対のデモを熱心に行う活動家だった
臼田容疑者は過去に原発再稼働反対のデモの実行委員となり、雑誌・新聞でそのことを記事にしては世間に現状を知らせ訴えかけています。
原発事故から時が経ちどんどん原発推進勢力が巻き返していく中、
人々に呼びかけ50日連続でデモ活動の中心となり社会問題に取り組んでいたようです。
供託金違憲訴訟で出馬できず
原発問題だけでなく臼田容疑者はあらゆる社会問題に取り組んでいました。
供託金制度もその一つです。
供託金とは出馬する人は全員供託所という場所に「預けておく」金額ですが、
それは決して安くはありません。衆議院議員・参議院議員選挙は300万円です。
しかも一定の票を獲得できなかった場合はそのまま没収で、その定められた得票数は結構ハードルが高く戻ってこない場合が多いそうです。
それに意を唱え、供託金を収めずに立候補を申し出るも認められず不出馬に終わっています。
当時の臼田容疑者の行動を取材した記者は、金を持たないマイノリティの排除だという意見はもっともだと賛同する記事を書いています。
臼田容疑者はどうすれば良かったのか?
先ずどれだけ不満を抱えていても官邸に乗り込むなどの暴力行為に解決策を見出すべきではなかったのは明らかですね。
これまでの活動を通じて憤りを抑えられなかったのでしょうけど
怒りのままに行動し暴力に出てしまえば、一部の過激派からの支持を得る可能性はあっても
世間ではただの犯罪者で終わってしまいます。
アニメや漫画のように巨大な組織に自分一人が単独で乗り込み犠牲になることで民衆を奮い立たせ、団結させ最後に組織に打ち勝つ
とはならないでしょう。
だれもそれを勇気ある行動とは見てくれないからです。
事実何年もかけて徐々に力を拡大しつつある政党もあります。
正しい事をしているつもりでも選択一つで結果がこうも大きく変わってしまうんですね。
まとめ
この記事では臼田敦伸容疑者の過去の社会運動などについてまとめてみました。
これだけ社会問題に真剣に取り組み、支持を受けるリーダー的存在が何故犯罪者で終わってしまったのか。
いや、むしろ想いが強すぎて止まることができなかったのでしょうか。
世の中を良くしていこうとひたすらに走ってきたはずの人がただの過激な思想家として見られてしまうのは残念ですね。
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